夢幻海イカダ大チヌ210と筏竿に寄せて

フグキラー

2025年05月25日 23:20

つい最近、中古で筏竿を購入しました。


夢幻海イカダ大チヌ210と言う竿で、電動工具で有名なあのRYOBIさんから発売された筏竿です。


RYOBIさんは25年くらい前に釣具業界から撤退しており、この竿も相応に古い物でリールシートやガイド等、使われているパーツ類には古さを感じるものの竿自体には何ら不足を見つける事は出来ませんでした。




ネーム部。渋さを感じます。




握りの部分に防滑塗装を施してあります。




竿尻にちょっとした意匠。何と言う処理か知りませんが、膨らみの部分が滑らない様になっています。尻手環付き。




穂先は調子違いで2本付属しており、それぞれ硬調子と本調子だったかな?定番のミニクロガイドが巻かれています。




穂先部。それぞれガイド間隔と硬さ、継手寄りの太さも違います。本調子の方がガイドが少なく、硬調子よりしなやかになっています。


かぶせで使うなら硬調子のみといったところ。




それぞれ明らかに太さが違います。本調子の方がより曲がり込む設定。




夢幻海イカダには通常の機種とは別に、大チヌと言う名を付与された機種が存在し、フグキラーが今回購入したのは大チヌの方です。


多分通常の無印より大チヌの方が硬いのかな?知らんけど。


ちなみに筏竿にしては珍しく、リールシートから竿尻までが若干長く取られています。


ざっと見たり曲げたりしてみましたが、元竿部がある程度細目のスッキリとした印象ですが、張りは強く硬さを感じました。


故に穂先側継手の径はある程度太く、指と目で確認した所、これは期待出来そう。


色々思う所があり、以前中古で買った筏竿を色々引っ張り出してみました。




例えばこれ。ダイワさんのカーボウィスカー飛竜イカダくわせ210ですが、現行の飛竜イカダ210よりこちらの方が良かった。




リールシートは現行のNS-6に良く似た物が使用されています。これは非常に手に馴染むので有り難い。




台湾製の模様。




造りが凝っています。かぶせには少し入り過ぎかも知れませんが、穂先の調子も良かった。現行の折れやすい穂先より良いです。




これは昔懐かしのダイコー製筏竿で、フィールドイン竹生筏中硬210です。


ロッドコムさん筏竿出してくれないかしら。




根巻き竹の様な装いは造り節仕上げ?籐巻きといい、手が込んでますね。




ざっと手に取って見てみましたが、現行では210辺りの長物筏竿のラインナップがやたら少ない事もあり、一昔前の筏竿の方が余程良い物が多く目に付きます。


現在はチヌ師の方々に長物の筏竿の需要が少なくなった事でラインナップも減っているのでしょうが、それにしてももう少しどうにかならんもんかな?

























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